2018年3月11日日曜日

アップルウォッチによる身体測定データの利用

アップルウォッチ
今や時計ではなく身体データ計測器
アップル・ウォッチを使い始めたのが2016年11月、着用すると自動的に身体データーをモニタリングして記録を残してくれている。
勿論ソフトをインストールしておく必要があるが、それ以降は全自動だ。
身体測定データー
体重計からWifiで自動収集
約1年半の毎日の身体記録が溜まっている。歩数、アクティブエネルギー、安静時消費エネルギー、ウォーキング・ランニングの距離、スタンド時間、睡眠分析データー、心拍数、最大・最小心拍数、心拍変動ミリ秒、高心拍数の通知などだ。睡眠分析は毎朝、目覚めの具合と睡眠の質を比べて実感との差を見るのが面白い。

Apple社がアップルウォッチを使って、心拍数のモニタリングから85%の精度で糖尿病を検知することが出来るとの研究結果を報告している。アメリカでは1億人以上が糖尿病やその予備軍と言われているが、糖尿病患者の1/4は自分が糖尿病であることに気づいていない。
歩数とエネルギー消費量
ウェアラブル端末とニューラルネットワークを組み合わせることで糖尿病を検出することに成功したのは、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究チーム。研究チームがサンプルとして使用したのは、Apple WatchおよびAndroid Wear向けに提供されている心拍数記録アプリユーザー1万4011人分のデータ。また、ディープニューラルネットワーク「DeepHeart」に糖尿病患者の健康データがどのようなものかを学習させるために、心拍数記録アプリのデータとは別に3万3628人分の健康データも用いられた。最終的にDeepHeartはデータ提供者のうち462人が糖尿病であることを検出することに成功しており、その検出精度はなんと84.51%という驚きの高精度。なお、DeepHeartは心拍数データがあれば使用できるので、Apple WatchではなくてもAndroid WearやFitbitsなど、心拍数の測定が可能なウェアラブル端末ならば、かなりの精度で糖尿病を検出できるようになるそうだ。
また、予備軍では88.4%は自分が予備軍であることの自覚がない。医者へ行って血液検査をすれば判明するのだが、自覚症状が無い限り検査を受けない人が多い。
心拍数モニタリング
設定した上限値を超えると
警告がでる
非侵襲性(身体に器具類を入れない)の計測装置があれば自ら予備軍かどうかを判断出来るのでは無いかと長年検討されてきた。まだ非侵襲的な方法で血中のグルコース濃度を測定し、糖尿病であるかどうかを検査する方法は確立されていないが、新しく発表された研究では、Apple Watchのような心拍数を測定可能なウェアラブル端末とディープニューラルネットワークを組み合わせることで、着用者に糖尿病の早期兆候がないかを驚くべき精度で調べられることが示されている。

2017年10月-12月期のアップルウォッチ出荷台数は800万台、それに対してこの期間におけるスイス製腕時計の世界出荷台数は680万台、アップルのたった一機種が全スイス時計メーカーの腕時計総数を上回ったのだ。まだ一年を通しての総数は、アップルが1840万台に対してスイス製腕時計は2430万台で、依然腕時計のほうが多いが、これはもう時間の問題と言って良いだろう。昔、携帯電話が通話するだけの道具だった時代に、スマートフォンが出現し、今や携帯電話機は電話機能より、パソコン機能の割合のほうが多くなってガラケーが消滅しかかっている。腕時計も、単に時間を知るだけの道具であったのが、電話、パソコン、身体データの計測器になり、早晩消滅していく運命だろう。スイスの時計メーカーはどうやって生き延びるのか、興味のあるところだ。
睡眠のパターン
標準的な眠りの深さ

睡眠のパターン
一晩中浅い眠りになっている
深い眠りで
目覚めも自然なパターン
アップルウォッチでは、iphoneと連動して、内蔵されているセンサーによってソフトさえ入れれば、いろんな身体データーが記録され、蓄積されていく。その量は全アップルウォッチ利用者のものを合計すると膨大なデータ量となり、自動的にビッグデータを形成する。しかし、今日、このビッグデーターを一人ひとりの健康や、病気の早期発見や、病気予防などへの利用が全くなされていない。アメリカでは生命保険会社がこれらのデータの提供を受けて、身体データから健康な人には保険料が安くなるサービスを始めるなど兆候は出てきた。糖尿病の検出に使われるようになるなど、人体ビッグデータとAI活用が我々の生活に生かされる日が早くこないかと思う。
毎日、自動でデータが収集され
蓄積されているが・・・・





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