Saturday, August 5, 2017

社会に溶け込むIOT



クラウドファンディングを知ってますか? クラウドファンディングとは、「こんなモノやサービスを作りたい」「世の中の問題を、こんなふうに解決したい」といったアイデア
従来の資金調達方法
やプロジェクトを持つ起案者が、インターネットサイトを通じて、世界中に呼びかけ共感した人から広く資金を集める方法だ。クラウドファンディングは、資金や支援者へのリターン(特典)のあり方によって4つのタイプに分類される。




1.寄付形 集めた資金を全額寄付に充てリターンはなし、あしながおじさんスタイル
2.投資形 出資者がプロジェクトの利益から配当という形でリターンを受け取る
3.融資形 出資者が利子の形で一定のリターンを受け取る
4.購入形 支援者はお返しとして物やサービス、権利という形で特典を受け取る
クラウドファンディング
ネットで世界中からから
資金を調達する
簡単な商品やサービスを思いついて、人々に使ってもらいながら改善し育てたいという場合、資金をかけないで商品を少しづつ出し、利用者の反応を見ながら育てるスタイルが、クラウドファンディングでは多い。インターネットで商品を紹介し、希望者に買ってもらうことで、製品を世界中に広めることができる。製品が売れれば有名になり、ビジネスケースとして成功するかも知れない。リスクは殆どない。インターネットが世界中に普及したおかげで、ごく小規模なビジネスでも国際的に資金を調達できて、やりたいことをやれる時代が来ていることを実感する。

そんなクラウドファンディングサイトで見つけたのが、忘れ物防止用デジタルタグ TrackRだ。
              
鍵、ペットなどに装着しておくとiphoneから離れたら
音で教えてくれる。逆にTrackRを押すとIphoneを鳴らして
在り処を教えてくれる
昨年、アメリカのクラウドファンディングサイトで紹介され、面白そうなので購入してみた。初期トラブルなども多いが、アイデアが面白いし、身近なIOTとして広まるだろうと思っていた。
左は車のキイに装着したもの。右は自宅のキイホルダーに着けたも
の。面白いのはこのTrackRを車に入れておくと、駐車場で車を止めた場所を忘れてもiPhoneから、最後にiphoneと接続した場所を知らせてくれるので、見つけられる。このTrackRにヒントを得て、日本でも同じような機能をもつ「マモリオ」と言う製品が開発・発売されている。利用のアイデアが面白い。機能的には全く同じなので、多分マモリオは米国TrackRのパテントを利用あるいは提携していると思われる。

電車に忘れ物をすると、スマートフォンに通知してくれるーー。そんな実証実験を西武鉄道が8月1日からスタート。この「お忘れ物自動通知サービス」は、紛失防止IoTタグの「MAMORIO」(マモリオ)を手がけるスタートアップ企業MAMORIOとの提携で実現した。この「MAMORIO」は、Amazonで1個3780円(税込)で購入できる忘れ物防止IoTタグ。Bluetoothでスマートフォンとペアリングして利用する。同タグを付けた財布や鍵、バッグが手元から一定距離以上離れると、最後に確認できた時間と場所をスマートフォンで通知する仕組みだ。また、手元から離れたMAMORIOタグが、他のMAMORIOユーザーとすれ違うと、その場所を通知してくれる「みんなでさがす」機能もある。駅や商業施設に設置されているMAMORIOアンテナのエリア内に、MAMORIOタグをつけた忘れ物が入ると自動通知してくれる機能もあり、駅の忘れ物センターから忘れた人に連絡が出来るわけだ。実は、MAMORIOを活用した忘れ物通知サービスは、東急電鉄、京王電鉄などが試験導入。地下鉄事業者では東京メトロが6月から実証実験を行っている。

西武電鉄も実証実験に
何年かすると、このサービスは日本中に広まって、ごく当たり前のサービスになるだろう。ITの力で新しい価値を生み出すデジタルトランスフォーメーョンが急速に浸透している。車のシェアーライドサービス、UberやLyft、空き部屋シェアーサービス、AirBnBなど、新たな価値が既存の商流を変え、業界構造をも破壊してしまう「デジタルディスラプション」が各業種で起こりつつあることを実感する。「銀行の支店やATMに行くより、スマホで処理した方が便利」「タクシーより、スマホで呼べば来てくれるUberの方が便利」といった声は、銀行の業務や支店の存在意義、タクシー業界そのものが問い直されることにつながって行く。

TrackRやマモリオのようなIOT機器も、「テクノロジーを使う」から、「テクノロジーが社会に溶け込む」というフェーズに入っているのかも知れない。

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