Thursday, June 8, 2017

身体のIOT


アップルウォッチ裏面
IOT(Internet of Things)がようやく一般名詞になって、新聞紙上でも紹介されるようになってきた。しかし、AIによる碁や将棋のような派手な適用事例はまだ少ないように思う。私はアップルウォッチを使っているが、身体データが記録として自動的に残されるのが面白い。
自動モニターする活動量計 
赤色は活動カロリー グリーンは運動時間 ブルーは立位の時間
米国、UCSF(University of California SF)の研究によると、アップルウォッチの心拍数計測プログラムは、不整脈検出がAIとの協働により97%の精度で可能であること分かった。研究では6158人の健常者にアップルウォッチを装着してもらい、データを収集分析した。その結果200人に心室細動などの異常を発見することが出来た。心拍計測プログラムはアップルウォッチで、心停止などの異常を予め検出できるかどうかの検証を行う目的で行われている。心室細動は心停止の原因となるが、そのうち25%は不整脈などの心拍異常により検出できると言う。高齢者などで心室細動の傾向のある人達にウエアラブルな機器を毎日装着してもらうことで、心停止リスクを回避できるようになると言う。
不整脈のグラフと正常心拍のグラフ
病院の心電図をウエアラブル機器で代替することも可能で、データをAIで分析することにより、心室細動だけにとどまらず、健康状態の健診に役立だてることが出来る時代がすぐそこまで来ている。
私の心拍数のグラフ
睡眠の質と量のグラフ
ウエアラブル機器に搭載できるセンサーの開発は、多種に亘っており、そのうち病院でしか測定できなかったバイタルデータも各自の腕時計で計測、記録出来るようになるだろう。ちなみに、血糖値センサー、血中酸素量センサーなどが視野に入っている。

睡眠の質グラフ
睡眠が浅いのが分かる
現在のアップルウォッチでは、3次元位置センサーや加速度センサーによって、立ったり座ったりの回数・時間が分かり、歩数のカウントも出来る、心拍数も連続的に計測されている、防水なので水泳も装着したままで出来るため、水泳の運動量も測定できる。さらにiPhoneと組み合わせれば、睡眠の量と質を追跡できる。毎朝体重計に乗ると、体重はもちろん、BMIや体脂肪量、空気中の炭酸ガス濃度も連続的にiphoneに自動送信される。
全て達成するとこのような
グラフになる
ソフトを登録しておくと、服用している薬の投薬時刻になるとアップルウォッチが振動して服用を確認してくる。座ったままの作業が1時間以上続くと振動で警告がくる。これらのデーターは自動的に収集され、継続的に記録されている。膨大なデータの蓄積が個人ベースでなされている訳だ。 残念なことにデータは自動でどんどん蓄積されていくのに、膨大なデータを分析してそこから読み取れる身体状況やリコメンデーションをしてくれる仕組みがない。バイタルデータを蓄積して、かかりつけ医の代わりに、私の身体状況をモニターし、管理してくれるAIまたはロボットはいつ頃出現するのか、私の残り時間は少ない。



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