Thursday, March 23, 2017

日本の未来は人工知能で

コンピュータの能力とネットのスピード、
機械学習、ビッグデータが組み合わさってAIは大発展してきた
マスコミで人工知能(AI)が取り上げられる頻度が多くなってきた、その未来を楽観的に捉えるケースと、AIが人の仕事を奪ってしまうと言う悲観的な予測のケースに分かれる。
AIが現実となりつつある現在、その技術的な側面と社会的なインパクトなど、従来のSF的話題から、具体的な適用への議論が活発になっている。
「AIは人間の能力を置き換えるのではなく、拡張できるものでなくてはならない」、人間がもつ能力と共感力、判断力を支援するものになる必要があると言う意見が今のところ開発者のコンセンサスになってきている。
例えば、AIは、X線撮影された画像を理解し、リンパ腺にガンの可能性があると認識出来るがこの時のエラー率は7.5%、一方、優れた病理学者のエラー率は3.5%程度であり、まだ人間のほうが勝っている。しかし、この両者を組み合わせた場合のエラー率は0.5%にまで減少する。 教育、交通、ヘルスケア、農業など、AIはあらゆる分野で利用されることになる。現場の職人が各々工夫された工具を用いて仕事をするように、いずれはすべての人がAIを使って仕事をするようになるはずだ。
日本では労働力をAIで補うことにより、
生産性を大幅に上げることができる
道具としてのAI利用については今や誰も疑問を持たないだろう、事実、人間の記憶域の延長として、スマホやPCによるグーグル検索はごく普通の情景になっており、誰もがネットを図書館として身近に利用している。
問題は、信頼性、安全性、プライバシーをどう担保するかだ。
テスラ
顔認識機能は、アメリカに於いて白人を対象に研究開発が進められた経緯があり、アジア人よりも白人のほうが顔認識の精度が高いという。その為より精度を上げるには、アジア人をはじめ全世界のあらゆる人の顔を対象にトレーニングを積み重ねる必要がある。
また、自動運転車については、フロリダでTeslaの自動運転車が事故を起こした、「白いトラックに衝突したのだが、AIがそれを白い霧と誤認したため」と言われている。ちょっとお粗末なAIだが、このように事故が起きた時、責任はどうなるのか。乗客に責任が無いとすれば、自動車メーカーが責任を取るのだろうか、いやいや、きっと自動車メーカーは、「AIは他社がつくったのだ」と言ってAIを作った会社を訴える可能性もある。 最近、アメリカで日本のタカタがエアバック事故を起こしたが、自動車メーカーは乗客のけがに対する責任を負いながら、エアバックメーカーに損害賠償を起こすといったことが起きている。
機械学習の雄 ディープマインド社
プライバシーでは、5年前、アメリカ小売大手のTargetで、購買履歴を元におすすめの製品をメールするといったサービスを行っていた。この時、16歳の女子高生に対して妊婦に勧めるような製品のmailが相次いで届いたことに親が激怒しクレームを入れた。
Targetは謝罪したが、その後、親と連絡をとったところ、その女性が妊娠していたことが判明。妊娠初期だったため、妊婦が必要とする製品は購入していなかったものの、無香料のローションなど妊婦が購入するような製品を買っていたことから、その履歴を元にAIが判断し、そうしたお勧めmailを配信していたと言う。
目と耳をもったAIがカンブリア
大爆発を起こす

音声認識の精度は、音声認識に失敗したサンプルデータの割合・・エラー率・・で表現されるが、現在エラー率5.9%くらいまで来ており、これはプロの速記者と同じ位と言われている。さらに画像認識についても、顔や交通標識、手書き文字認識ではAIが人間を既に上回っている。5年前にはエラー率が25%だったのが、最新では4.9%を達成している。AIが人間を超える性能の「目」と人間並みの「耳」を持ったことになる。目と耳は学習に最も関連する感覚であり、AIはますますいろんな事象をものすごいスピードで学んで行くことになるだろう。
前途有望なAIの用途
遠い昔、カンブリア紀に生物の種類が爆発的に増えた時期がある。いわゆるカンブリア大爆発と言う現象だ。なぜこの時期にこの現象が起きたのか、生物が目を持ったことで周りの環境に適応しやすくなったという説が有力だ。AIも目と耳を持ったことで、AI搭載の製品やサービスも爆発的に増えてくるだろう。

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