Thursday, June 25, 2015

Googleの自動運転カー

トヨタ車ベースのGoolgeカー
トラックも無人化
メルセデス
自動車会社の次の目標は完全自動運転車だ、日本、米国、欧州の自動車メーカーは勿論、アメリカのベンチャー電気自動車メーカーであるテスラモーターズなども開発にしのぎを削っており、実現のゴールは何処も
2020年となっている。もう夢物語ではなく、射程圏内と言える。自動車産業にとっては、明日へ生き延びる為の最重要な戦略だ。衝突防止装置付きの車はもう珍しい機能では無いが、全世界で年間200万人を超す交通事故死亡者を無くすにはこの程度の機能では足りない。

日産
このような状況の中、IT の巨人Googleが、この程走行実験を重ねてきたGoogleカーの、事故記録を含む走行月次報告書を公開する事になった。
2015年現在、Googleが保有している自動運転カーは32台で、そのうち23台が改造され公道(カリフォルニア州、フロリダ州、ワシントンDC)での走行実験に使われている、これは、トヨタレクサスSUV・RX450hをベースにしたもの。2009年から開発が始まったGoogle自動運転カーが、これまで自動運転モードで公道走行した距離は約160万キロ、地球40週分に相当する。さらにこの距離は毎週1.6万キロずつ伸びている。
ハイウェイ走行中
この間の走行記録は公表されていて、実際の路上でのさまざまな出来事に対応している事例が紹介されている。
Googleカーが赤信号で停止し、青信号に変わった瞬間、そのまま発進しかけたが、交差する車線から救急車が近ずいているのを検知、車の発進を止め、救急車が通り過ぎるのを待ってから走りだした事例。また、車道で危険な走行をしていた2台の自転車を発見、そのうち1台が走行中のGoogleカーに向かって来る兆候を捉え、自動的に車両を停止させ自転車をやり過ごしてから再び走行 開始した事例など。
運転手はついているが
手放し運転

一方、事故記録も13件報告されている。そのうち7件は後方からの追突事故、追突事故の回避手段は今のところ殆ど無いそうだ。それ以外の事故は、Goolgeカーが信号で停止中、後続車が右側をすり抜けようとしてサイドミラーで接触されたもらい事故。また事故相手車の運転手が本を読みながら運転していて、後方からの接触事故になったケースなど、ドライバーの不注意によるもので、原因があくまで他の「人間ドライバー」にあった事を示唆している。
Goolgeカーには数多くのセンサーが設置されており、人間の目では発見が難しい夜間や降雨中でもセンサーによる「目」の方が、周囲の状況を適確に捉えていたことが証明されている。
Google Prototype

Googleは、これらの改造車両とは別に、9台の独自に開発した実証実験用である専用車両Prototype」がある。人間が運転する為の装置はなく、すべてコンピュータ制御になっている。この「Prototype」は今までテストコース内での走行実験が続けられてきたが、いよいよ公道での実験走行がはじまる。
Prototypeの走行、実車動画はこちらから。
私の受けた印象は、エレベータだ。行き先をグーグルマップで指定すると、全く自動的にその場所に連れて行ってくれる。運転操作は全くなし。確かにセンサーとデジタル自動制御の驚異的な進歩で、通常の公道運転なら人間よりも安全だろうと思う。
Google Prototype

通常戦争より死者、負傷者が多い現在の交通戦争を止める切り札は自動運転車に違いない。しかし、人は単に目的地に移動するためのみ自動車を運転しているのか、多分、大きな馬力を自由にコントロールする快感を味わう楽しみも有るのではないか。 私の車には車庫入れを自動化する機能が付いているが、この機能に頼ったことはない。自動化するとキビキビしたキレの有る動かし方が出来ず、とてもまどろっこしくて我慢できない。しかし、セットした場所に一回でピタリと入る。
安全、安心はこちらだが、果たして人はどちらを好むのか。2020年頃にはその姿がはっきりする、楽しみだ。

ベンツの自動運転未来カー



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