Friday, March 13, 2015

ボタン型コンピュータ



昔、TVコマーシャルで「インテル入ってる?」と言うのがあった。
インテル入ってる
コンピュータがコモデティ化の段階に突入した象徴的なコマーシャルだ。インテルのプロセッサーを中心に、電子パーツを買ってきて組み立てれば、誰でもパソコンが作れるようになり、このPCに、マイクロソフトのウィンドウズを入れれば、世界中どこででも同じ性能のコンピュータが出来た。
先進工業国でなくともこの2つさえあれば、安価に大量にPCが生産できるようになり、IBMのような大型コンピュータは個人の持つPCにダウンサイジングされ、その結果、中国をPC大国に押し上げた。
IBMシステム/360
世界のデファクトスタンダードだった
インテル社はプロセッサーに特化して、安くて、早くて、小さなプロセッサーを開発、PCの世界でウィンテル(ウンドウズ+インテル)のビジネスモデルを成功させた。
このビジネスモデルによって、誰でもPCを持てるようになり、ほんの数十年前まで会社単位でしか持てなかったコンピュータが完全に個人単位にまで浸透してきた。
このインテルが昨年ボタン型コンピュータ 「Curie」を発表した。
ボタン型コンピュータ
IBMシステム/360と同程度の機能
洋服のボタンと同じサイズのPCである。従来の「インテル入ってる」では、インテルはPCプロセッサーだけだったが、このボタン型コンピュータが一般化すると、電化製品、時計、あらゆる機器に「インテルボタン入ってる」ラベルが目立つようになるかもしれない。
Curieは32ビットプロセッサー「Quark SE SoC」をベースにしたx86によるプログラミングに対応(普通のPCと同じ)、本体に384Kバイトのフラッシュメモリー、80KバイトのSRAM、Bluetooth LEの通信機能、6軸センサー、パッテリー充電回路などを備えている。
名前の由来はもちろん、放射能研究で知られているキュリー夫人である。インテルの狙いは、これから本格化するIOT(Internet of things)
Apple watch
にあることは間違いない。ウェアラブル機器はあらゆる分野に可能性がある。

例えば、腕時計型のウエアラブル。
アップルが以前から公表していたアップルウォッチを出した。
セクシーな画面
iPhoneは携帯電話の世界を根本から変えたが、今回のApple Watchでは腕時計の概念を変えるだろう。従来の時計が単に時間を知るためだけの単能機だったのを、セクシーな情報機器に変革させるからだ。
アップルは、「Apple Watchによりスイスの時計メーカーは困ったことになるだろう」と言っている。世界の旧来型携帯電話メーカーの盛衰を見るとよく理解できる。
アップルは独自の仕様でコンピュータを設計し製品化しているが、インテルボタン型PCを使えば、誰でも同じような製品を安価に作れるようになる。結局、腕時計型機器もアップル対アンドロイドが世界を2分するのではないか。

Apple watch 200万円超のGold高級型 


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