Friday, October 24, 2014

ニューヨークで仏像三昧

まだヘレニズムの影響がある

9月中旬-10月中旬にかけて、久しぶりにアメリカへ行き、各地で美術館
自由なポーズ
を巡りました。LAのゲッティ美術館、NYは、メトロポリタン・ミュージアム、フリック・コレクション、MoMA、ボストンでは、MoFA(Musium of fine art),いわゆるボストン美術館などです。
いずれも珠玉の美術品が溢れているところなので、狙いを絞って観ないと、満足感を得られません。今回は、メトロポリタンとボストンでは仏像、フリックではフェルメール、MoMAでは現代美術に狙いを定めました。
交脚仏像
いつも思うことですが、海外の美術館は展示やサービスが行き届いていて、観客に楽しませようとする雰囲気があり、スタッフもサービス業に徹しているように見えます。一方、日本の博物館や美術館は、もっぱら作品をしっかり守ろうという意識が出すぎて楽しませようとする雰囲気が感じられません。
その最大の違いが、写真撮影自由と言う点です。フラッシュさえ焚かなければ、どれだけ撮っても咎められることはありません。但し、NYのフリック・コレクションは写真禁止でした、これは展示物が個人の持ち物だからだと思われます。
インドから中国的な
顔立ちへ
パリ・ルーブル美術館、フィレンツェ・ウフィツィ美術館、ウィーン・ベルベデーレ宮殿、バチカン市国システィーナ礼拝堂など世界有数の美術館は全て、写真撮影OKです。システィーナではカメラが自動フラッシュになっていて、天井画を撮影したらフラッシュが光って怒られましたが、撮影禁止にはなりませんでした。
メトロポリタンミュージアムの仏像コレクションを、じっくり見て歩いたのは初めてですが、インド、パキスタン、中国、朝鮮、日本の仏像コレクションが展示されています。
日本にも入っている
童子像
インドから順に見て行くことにより、仏像が徐々に変化して行く様が分かってとても興味深い。
初期の像は明らかにヘレニズム文化の影響下にあり、ギリシャ彫刻の自由な造形的印象を受けます。それが中国に入ると、経典の規定優先度が強まり、類型的(?)造形に変化し、最東端の日本に行き着いて、現在我々が目にする仏像の形になります。いわば日本で行き止まりになり、あらゆる形式の仏像が集約されて残った訳で仏像の吹き溜まりです。
変遷の過程にある仏像は、普段目にすることがないため、却って新鮮な印象を強く受けます。とても面白く、この印象は、次回のブログで取り上げるボストン美術館のコレクションで、強く感じられました。
インド的




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