Friday, February 14, 2014

日本の電子書籍はどうなるのか

AmazonのKindleブックが日本の出版社と次々に合意を重ね、従来アメリカの本しか読めなかったKindleブックに日本語の書籍がダウンロード出来るようになった。
日本語で電子書籍になっているのはコミックばかりと言うのが通説だが、最近は過去の出版物で、良書も登場してきている。
Kindleブックでは、従来、洋書は米国Amazon、和書は日本版Amazonとシステムが異なり、購入するのは別々のネットで行っていた。
iPad でのkindle画面
日本語本と洋書本が統合された
洋書はamazon.com 和書はamazon.co.jpといった具合だ。ネットが別なので購入した本の置き場所、管理も当然別々で、これでは何のためにKindleで本を買っているのかがわからなかった。
ところが、和書の取り扱い数が増えて、この両方のネットが統合されることになったので、早速統合してみた。
iPadでKindle ブックの画面を開くと、購入した洋書と並んで、日本のKindleブックで買った和書も同じ画面に表示される。

問題は、Kindle Windows PC画面では日本語の本が読めないことだ。洋書は読めるのに、日本語本は読めない。Amazonに抗議したら日本では、電子書籍リーダーのみで読めるようになっていて、Windowsはサポートしていないとの返事、これはおかしいね。

しかし、一本化されたKindleブックは強力だ。Kindleブックにネットからつないで、検索画面から「角川書店」とか「新潮社」などを入れてみると、現在Kindleブックで購入できる本すべてを見ることが出来る。
相変わらずコミックが多いが、真っ当な本も多い。マスコミが著作権問題で騒いでいる間に、こうやって知らない間に日本の電子書籍Kindle化は着々と浸透してきている。
角川書店本は、70%割引セールをやっているし、講談社は以前50%割引きセールをやっていた。ブックオフより遥かに安価な本も多数あり、また、スタート・アップ・セレクションで、私は昔懐かしい「ゴルゴ13 3大奇跡のスナイプ」を105円で買った(中古本よりはるかに安い)。
Kindleブックから、角川書店、新潮社、中央公論社など主な出版社を検索してみると何処が電子書籍化に熱心か、傾向が分かるように思う。
中央公論社のkindle本
講談社のkindle本

ネットで電子書籍関連の記事をよんでいたら、次々とガラパゴス日本を代表する意見があった。

「電子書籍は所詮、本屋が少なく、紙本を大事にしないアメリカでの現象で、日本人は本の装丁とか、紙質などにこだわるから、売れないだろう、即ち紙であるから値打ちがあるのだ」ーー>この議論、昔iPod発売時、聞いたことがあるぞ。

「紙の本で取っておかないと、いつか読めなくなるのじゃ?」
ーー>埃だらけの紙本の山から再読する本はどのくらいある? 電子書籍なら簡単だよ。

「紙の本は、所有でき所有欲を満足させるけど、電子書籍は読む権利でしょ、所有して眺める楽しみがない」
ーー>本って紙を買っているのかコンテンツを買っているのか? 新聞は紙を買っていると言う意見があるけど・・

SONYは日本企業で最初に電子ブックリーダーを商品化し、先見の明があったのだが、このほどアメリカ電子ブックリーダーから、撤退を決めた。
ハードメーカーとしての成功体験が強すぎて、コンテンツやソフト戦略を間違えたのだろう。日本のガラパゴス化の典型かも。

皆さんはどのようにお考えでしょう。
ちなみに、日本とよく似た事情の英国では、電子書籍は本の売上の15%(320億円)を占めており、そのうち80%はアマゾンが占めている。
さらに電子書籍の1/3は紙の本より値段が高い。値段が高くとも電子書籍に価値があると考えている人が多いことを示している。

私は自炊して1000冊を超える本を電子書籍化したが、最近はKindleで購入する方が多くなった。少々高くとも、自分で自炊する手間、時間を秤にかけると「発注、即、iPadにダウンロード」がどれだけ便利か、この便利さを知ってしまうと、自炊は他に選択肢のない場合のみにしたいと考えるのが自然だ。
我が家では、ようやく電子書籍が特殊でない時代になったと言える。








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