Sunday, September 8, 2013

タイの仏像

ワット・ポー寺院

涅槃仏
8月にタイにしばらく滞在していたので、あちこち、仏像を見て回る機会があり、今回のブログはタイの仏像特集。
バンコックでは、バンコック最古の寺院ワット・ポー、ここには有名な涅槃像がある。全長46メートル、高さ15メートル。 涅槃像には、目を瞑っている釈迦像と目を見開いている像があり、ワット・ポーでは目を見開いている。
目が開いている像はお釈迦様が入滅直前、最後の説教をしている場面を示し、瞑目しているのは入寂後の姿だと言われている。
涅槃像は足裏も見事で、仏教の世界観を108の絵で表現しており、螺鈿細工で描かれていて美しい。
足の裏
 ワット・ポーは王立寺院で最初の大学・図書館でもあった。王族の庇護を背景に成長し、歴代のタイ王室の仏塔がある。仏塔には歴代王と王族の遺骨が納められている、最近は寄付をすればだれでも仏塔に遺骨を納めることができるそうだ。タイでは信仰の自由が認められているが、王様は仏教徒でないといけないことになっている。

サムイ島を経由してタオ島へダイビングに行った。サムイ島でタオ島行き船着場から岬の方に黄金色の大仏が見えた。こんな島にも大仏かと、猛烈な日差しの中歩いて向かう。ワット・プラヤイ寺院で、12メートルの大仏があり、寺院は200年ほどの歴史だそうだが、大仏は1972年創建。日輪を背負い、さらに龍も背負っている珍しい像だ。
サムイ島の大仏
タイル貼りの階段が大仏まで続いている、靴を脱いで登れと書いてあるので、裸足で挑戦したが、足裏がやけどしそうなので10段くらいで諦めた。
沢山の人が登っているのを見て、皆どんな足裏をしているのかと驚嘆。

アユタヤの寺院
アユタヤは古い都である。ビルマとの戦いで敗れるまで「ラーマーヤナ」物語で有名なラーマ王子の国、アユタヤ王朝があった。
ここにはかつて、日本人の傭兵隊長黒田長政で有名な日本人町があり、一時800人とも言われる勢力に膨張したらしい。
アユタヤの石仏頭
タイの仏教はインドからスリランカに伝わり、スリランカから直接タイへ入ってきた。そのスリランカに後世衰退した仏教の教えをアユタヤから僧侶が派遣されて、再興したほど、アユタヤの仏教は盛んであった。
古い寺院も多い。面白いのはビルマとの戦いで仏像が破壊され、その大半は頭がない。壊された石造りの仏頭が樹木のそばに廃棄され時間を経て、木根に絡まれた姿で公園の中に残り、観光の名所になっている。
アユタヤの仏像

タイの仏教は上座部仏教と呼ばれている。インドからスリランカ、ビルマ、カンボジア、ラオスなど南方ルートでタイに伝わった。
中国風の門番像
基本的には古いインドの釈迦の教えに忠実で、出家して悟りを開いたものだけが救われると言う考え方。
日本は、大乗仏教でインドからチベット、中国、韓国、ベトナムなど北方ルートで伝わってきた。
上座部仏教が修行者個人の解脱を目的にしているのに対して、大乗仏教は誰でも悟りを開くことができると教える。即ち大勢の人が乗れるので大乗、一人しか乗れないので小乗と呼んだ。現在では小乗は大乗からの侮蔑語なので、上座部仏教徒と呼ぶ。
この教えの差が、仏像にも現れており、上座部仏教では基本は釈迦像しかない。一部新しい仏像で千手観音像があると聞いたが、見たことはない。
タイの仏像は全部お釈迦様だから、分り易い。
おそらく、日本も古い時代には仏像はこのように黄金色だったに違いない。
奈良の大仏も金色だった。

アユタヤ ワット・プラ・シーサンペット寺院











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