Thursday, June 8, 2017

身体のIOT


アップルウォッチ裏面
IOT(Internet of Things)がようやく一般名詞になって、新聞紙上でも紹介されるようになってきた。しかし、AIによる碁や将棋のような派手な適用事例はまだ少ないように思う。私はアップルウォッチを使っているが、身体データが記録として自動的に残されるのが面白い。
自動モニターする活動量計 
赤色は活動カロリー グリーンは運動時間 ブルーは立位の時間
米国、UCSF(University of California SF)の研究によると、アップルウォッチの心拍数計測プログラムは、不整脈検出がAIとの協働により97%の精度で可能であること分かった。研究では6158人の健常者にアップルウォッチを装着してもらい、データを収集分析した。その結果200人に心室細動などの異常を発見することが出来た。心拍計測プログラムはアップルウォッチで、心停止などの異常を予め検出できるかどうかの検証を行う目的で行われている。心室細動は心停止の原因となるが、そのうち25%は不整脈などの心拍異常により検出できると言う。高齢者などで心室細動の傾向のある人達にウエアラブルな機器を毎日装着してもらうことで、心停止リスクを回避できるようになると言う。
不整脈のグラフと正常心拍のグラフ
病院の心電図をウエアラブル機器で代替することも可能で、データをAIで分析することにより、心室細動だけにとどまらず、健康状態の健診に役立だてることが出来る時代がすぐそこまで来ている。
私の心拍数のグラフ
睡眠の質と量のグラフ
ウエアラブル機器に搭載できるセンサーの開発は、多種に亘っており、そのうち病院でしか測定できなかったバイタルデータも各自の腕時計で計測、記録出来るようになるだろう。ちなみに、血糖値センサー、血中酸素量センサーなどが視野に入っている。

睡眠の質グラフ
睡眠が浅いのが分かる
現在のアップルウォッチでは、3次元位置センサーや加速度センサーによって、立ったり座ったりの回数・時間が分かり、歩数のカウントも出来る、心拍数も連続的に計測されている、防水なので水泳も装着したままで出来るため、水泳の運動量も測定できる。さらにiPhoneと組み合わせれば、睡眠の量と質を追跡できる。毎朝体重計に乗ると、体重はもちろん、BMIや体脂肪量、空気中の炭酸ガス濃度も連続的にiphoneに自動送信される。
全て達成するとこのような
グラフになる
ソフトを登録しておくと、服用している薬の投薬時刻になるとアップルウォッチが振動して服用を確認してくる。座ったままの作業が1時間以上続くと振動で警告がくる。これらのデーターは自動的に収集され、継続的に記録されている。膨大なデータの蓄積が個人ベースでなされている訳だ。 残念なことにデータは自動でどんどん蓄積されていくのに、膨大なデータを分析してそこから読み取れる身体状況やリコメンデーションをしてくれる仕組みがない。バイタルデータを蓄積して、かかりつけ医の代わりに、私の身体状況をモニターし、管理してくれるAIまたはロボットはいつ頃出現するのか、私の残り時間は少ない。



Friday, May 19, 2017

木と仏像展(大阪市立美術館)から

「木×仏像」展のしおり
異形の仏像が目を惹く
大阪市立美術館で「木×仏像」展が開催されている、木彫にこだわった仏像展である。  地下鉄の吊り広告などに異形の仏像が出ていて興味を惹かれた。古来、仏像はいろんな素材で作られてきた。仏像発祥の地インドでは圧倒的に石像が多く、ギリシャ文明とインド文明の合体(ヘレニズム文化)で仏像は誕生したので、ギリシャ風の石造りから始まったのは故あることかと思われる。さらに石像に適した柔らかな岩石も多かったのだろう。仏像が日本に入ってきた飛鳥時代には、奈良の東大寺大仏など金銅仏が多く、また時間とコストのかかる乾漆仏も多く造られた、有名な興福寺の阿修羅仏がそうだ。
日本の時代別仏像の素材の特徴
奈良時代以降は殆どの仏像は木彫となる
時代を経るに従い圧倒的に木造が多くなってくる、ヒノキが多い。インドから中国を経て朝鮮半島経由で日本に入ってきた仏像だが、本来木彫は白檀で作るのが原則となっていた。しかし、日本には白檀がなく、香り、色合い、細工の容易さなどからヒノキが使われるようになった。はじめは白檀の代替として栢(かしわ)で作ることとされていたのだが、日本の山野に多いヒノキが主流になっていったと言われている。
仏像の完成当時は、今我々が見ている木肌ではなく、殆どが経典に説かれている仏の色(身体は金色、頭は青色、衣装には彩色)に輝いていた。しかし、度重なる天変地異や経年変化の中ですっかり木肌を見せているのが殆どである。経典に言う「仏像」としては金色に塗り直すべきだが、日本ではそうしなかった。海外の仏教国では「常に仏像は彩色鮮やかであるべし」と考え、頻繁に重ね塗りをして礼拝してきた。日本では豊な森林に恵まれ、人々は古来より、木と近接して生活してきた環境のせいか、仏像の彩色が薄れ、木目の美しさ、自然の素の美しさを愛でる感覚が自然と醸成されてきたのかもしれない。経年変化して木肌のままの仏像が「日本化」した美しい仏像であると捉えることも出来るだろう。
京都 西往寺
宝誌和尚像
さて展示された仏像の中で目立つのが、この顔が割れている異形の姿をした宝誌和尚像だ。宝誌和尚は中国南北朝時代の人、今まさに宝誌和尚の中から十一面観音菩薩が出現しようとしているのを、ダイナミックに表現している。現代の漫画で、変身するキャラクターの一瞬を捉えている様でとてもおもしろい。ノミ跡を残すいわゆる鉈彫りの方法で仕上げられており、一木造りである。十一面観音菩薩の化身とみなされていた宝誌和尚の特異な姿を見事に造形化したこの像は、日本で唯一の貴重な木彫仏である。
東大寺
弥勒如来坐像(試みの大仏)
ずんぐりとしたボリュームのある体格、目鼻立ちがはっきりとしたインパクトのある顔。像高わずか40センチほどにもかかわらず見るものを圧倒する存在感がある。実寸をはるかに上回る堂々としたスケール感で迫ってくる弥勒如来像。その表情はインドの仏像を思い起こさせるエキゾチックな顔立ち。インドの高僧で、東大寺の開眼供養の導師をつとめた菩提僊那が、東大寺大仏盧遮那仏に対し、この像を「試みの大仏」と称したほどの存在感。

阿弥陀如来坐像
鎌倉時代
阿弥陀如来坐像
平安時代

阿弥陀如来像は非常に多く造られてきた。
平安時代の巨匠、常朝の阿弥陀如来が美の基準なった趣がある。
鎌倉時代に入ってようやく常朝から脱し、よりリアルな姿に、そして美しい造形に進化した。どちらも優美な阿弥陀像だが、どちらが好みでしょう。




十一面観音立像
円空仏 江戸時代

円空は、日本で最も有名な仏師だろう。生涯に12万体の仏像を彫り刻んだと言われる。
円空仏の特徴は、その素朴さにある、ナタで割った面をそのまま活かし最低限の手を加えて、ほほえましい造形をする。多分、円空仏は、現代でもっとも人気のある仏像ではないか。

Friday, May 12, 2017

定朝様の三阿弥陀像

宇治平等院
定朝と言えば、京都・宇治平等院の木造阿彌陀如来像(国宝)が有名であるが、実は木彫仏像づくりの革命を起こした京仏師の巨人でもある。
平安時代、末法思想が貴族の間に浸透し、阿弥陀信仰が盛んになって来るに従い、多くの寺院で仏像の需要が高まってくる。しかし、一木造りでは、大きな仏像を作るための巨木が必要とされ、一木造りや割矧づくりではこれら多くの需要を満たすことが出来ない。さらに、一体を一仏師で作るため、制作時間もかかり仏師の数も制限される。そのような環境で、定朝が完成させたのが、仏像の大量生産技法である寄木造り。10世紀頃までの仏像彫刻に多く見られた一本の木を素材とする一木造りから、定朝は、それまで無かった数本の木を組み合わせて作る寄木造りの手法を生み出した。この方法だと、分業で複数の仏師が同時に分担したパートの制作にかかれる訳で、大型サイズの仏像を含め、製作時間を大幅に短縮することが出来る。またパート毎に仏師を担当させるとその部分については、仏師のスキルも短時間で向上するので品質も高くなる。現代の製造工場の分業化とおなじである。定朝の工房は極めて大規模であったと言われている。
宇治平等院
常朝作 阿弥陀如来坐像
それを裏付けるのが、1026年8月から10月にかけて行われた、後一条天皇の皇后の安産祈祷のため造られた27体の等身仏は125人もの仏師を動員して作られたことが判明している。 藤原道長の庇護を受けたこともあって、定朝は仏師として初めて僧侶の位である法橋や法眼という高い僧位を受け、仏師界の巨人となった。
日本各地に定朝作と伝えられる仏像が残っているが、現存する確実な作品は宇治平等院鳳凰堂本尊の木造阿弥陀如来坐像のみである。この本尊は阿弥陀如来像の最高傑作とされる。穏やかな顔立ち、たっぷりとした頬、半眼の目、豊かな胸元など、これ以降に作成された阿弥陀如来坐像に大きな影響を与え、定朝プロダクションには大量の仏像注文が殺到した。このような阿弥陀如来坐像だが、特徴が類似した仏像が京都に残されており、これを定朝様式3阿弥陀如来像と呼んでいる。

すなわち、宇治平等院本尊、日野法界寺本尊、花園法金剛院本尊の3如来像である。
法界寺
定朝様 阿弥陀如来坐像
国宝の宇治平等院本尊 阿弥陀如来坐像は余りに有名で誰でも見たことがあるだろう。

日野法界寺は、醍醐寺から南へ少し下がったところにあり、親鸞上人の誕生の地である。広くない境内に阿弥陀堂と薬師堂だけが残っている。訪れたときには参拝者の姿もなく、受付で拝観料を支払うと、住職の奥さんが阿弥陀堂の扉の鍵をもって来て開けてくれた。
宇治平等院本尊に最も近いと言われる定朝様・阿弥陀如来像を独り占め、しばらくすると住職がやって来て由来を説明してくれる。好きなだけ時間をかけて眺めることができる。宇治平等院の本尊は何時行っても大勢の観光客でごった返しており、また仏像拝観の時間制限もあるが、ここは別天地。法界寺は日野資業の創建、日野氏は藤原氏の傍流貴族で、親鸞はその一族。この寺院には定朝作(多分常朝工房)の阿弥陀如来像(国宝)と阿弥陀堂(国宝)がある。地元の人達にはむしろ阿弥陀如来より、「日野のお薬師さん」、あるいは「乳薬師」として、人気が有る薬師堂(薬師如来像は秘仏)で有名だ。この薬師堂は奈良斑鳩にあった伝燈寺の本堂を明治時代に移築したものである。
法金剛院
定朝様 阿弥陀如来坐像

残る一体が京都花園の法金剛院本尊の阿弥陀如来像である。JR京都花園駅前にある平安時代初期の寺院で、待賢門院の開祖とされる、奈良唐招提寺と同じ律宗のお寺。花園駅は妙心寺へ行くのに何度も利用していたが、駅の真ん前にこのような古刹があるとは気が付かなかった。古くから名勝の地と知られる双ケ丘の東麓にあり、花の寺(蓮が有名)として知られてきた。本尊木造阿弥陀如来坐像は定朝様の形式であり、作者は仏師院覚と伝えられている。

定朝が宇治平等院本尊として余りにも美しい阿弥陀如来坐像を作ったため、以降、阿弥陀坐像は、定朝様式が標準とされてしまったのかも知れない。









Monday, April 10, 2017

醍醐の花見と仏像


醍醐寺 枝垂れ桜
春は、桜の季節、桜といえば太閤秀吉の「醍醐の花見」、関西では桜見物の合言葉になる。醍醐寺では、他に先駆けて枝垂れ桜が早く咲く、しばらくしてソメイヨシノが開花する。桜を愛でる期間が長くなり、春はいつまでも人出が続き、人気の名所である。
世界文化遺産
醍醐寺は太閤秀吉にちなむ「醍醐の花見」ばかりが喧伝されて、69000点におよぶ国宝、6500点を超える重要文化財については、誰も気に留めないのは、ちょっと理不尽な気がする。私も醍醐寺には何度か訪れているが、花見のためであって、仏像を見るために行ったことは一度もない。今回は、枝垂れ桜が咲いたと聞いて、花見半分、仏像探索半分で改めて拝観に訪れた。
874年に創建されて以来、醍醐天皇、朱雀天皇、村上天皇の帰依により、朝廷の保護を受け、さらに室町時代には足利尊氏、義満の保護、応仁の乱による下醍醐の荒廃があったが、太閤秀吉による中興、徳川幕府からも手厚く扱われて隆盛を見た。明治政府による廃仏毀釈で寺領は殆ど無くなったが、応仁の乱をくぐり抜けてここまで建物、仏像、仏教美術が残ったのは奇跡に近い。特に古い時代から続く上醍醐はそうだ。
下醍醐のエリア
膨大な数の仏像、絵画、工芸品は霊宝館、仏像棟に集められており、ゆっくり拝観できる。特に上醍醐薬師堂に有った国宝薬師三尊像、同じく上醍醐五大堂の五大明王像(重文)が霊宝館に安置されたのは有難い。本来なら上醍醐まで急な坂を登ってゆかないとお目にかかれない寺宝を、理想的な環境で見ることが出来る。上醍醐は気合をいれ登山の忍耐が無いとたどり着けない場所にあるため私も行ったことが無い。醍醐の名前の由来となった「醍醐水」はこの上醍醐で今も霊泉として湧き出している。
平成6年に世界文化遺産に登録され、「木の文化」「紙の文化」伝承の宝庫で、じっくり全てを見るには数日かかるような霊宝館の内容である。

国宝 薬師如来像

国宝薬師三尊像は、いずれも木造(カヤ材とみられる木の一木造)で平安時代の作。薬師如来は上醍醐・薬師堂のご本尊。醍醐天皇の発願で、醍醐寺の開山である聖宝が、薬師堂と併せて造営を開始した。しかし聖宝が途中で亡くなったため、後は弟子が引き継ぎ、延喜13年(913)に完成。この仏像は平安時代に造られた当時の姿を今に伝えており、いわば、「醍醐寺の歴史の生き証人」ともいえるかもしれない。
薬師如来坐像は頭が若干大きめで、少しいかつい表情だが、その分堂々とした力強い雰囲気がある。この重厚感たっぷりの造形は、平安前期の仏像の特徴だ。
薬師如来坐像の左右には日光・月光菩薩像が控えてる。丁寧に胸飾や衣服のしわが刻まれ、薬師如来坐像とは逆に、全体として華奢で優美な印象がある。
作者は聖宝の弟子の会理僧都(えりそうず)と伝えられており、聖宝の下には多くの仏師がおり、ひとつの「仏像工房」として活動していた。
平安時代に、多くの貴族や豪族から仏像の注文が増え、効率的に大量生産するための手法として時代をリードした定朝工房が有名で、後の慶派に引き継がれてゆく。
平安時代に造られた如意輪観音像


鎌倉時代、快慶作の弥勒菩薩像
どちらも生き生きとした姿でスッキリしている。お寺の本堂ではなくガラスの中に安置されており、照明も工夫されているため、身近ではっきり拝むことができる。
仏像だけではなく絵画類、古文書なども多く、醍醐寺の国宝、重文、寺宝類は一見の価値があるお勧めスポットだ。

Thursday, March 23, 2017

日本の未来は人工知能で

コンピュータの能力とネットのスピード、
機械学習、ビッグデータが組み合わさってAIは大発展してきた
マスコミで人工知能(AI)が取り上げられる頻度が多くなってきた、その未来を楽観的に捉えるケースと、AIが人の仕事を奪ってしまうと言う悲観的な予測のケースに分かれる。
AIが現実となりつつある現在、その技術的な側面と社会的なインパクトなど、従来のSF的話題から、具体的な適用への議論が活発になっている。
「AIは人間の能力を置き換えるのではなく、拡張できるものでなくてはならない」、人間がもつ能力と共感力、判断力を支援するものになる必要があると言う意見が今のところ開発者のコンセンサスになってきている。
例えば、AIは、X線撮影された画像を理解し、リンパ腺にガンの可能性があると認識出来るがこの時のエラー率は7.5%、一方、優れた病理学者のエラー率は3.5%程度であり、まだ人間のほうが勝っている。しかし、この両者を組み合わせた場合のエラー率は0.5%にまで減少する。 教育、交通、ヘルスケア、農業など、AIはあらゆる分野で利用されることになる。現場の職人が各々工夫された工具を用いて仕事をするように、いずれはすべての人がAIを使って仕事をするようになるはずだ。
日本では労働力をAIで補うことにより、
生産性を大幅に上げることができる
道具としてのAI利用については今や誰も疑問を持たないだろう、事実、人間の記憶域の延長として、スマホやPCによるグーグル検索はごく普通の情景になっており、誰もがネットを図書館として身近に利用している。
問題は、信頼性、安全性、プライバシーをどう担保するかだ。
テスラ
顔認識機能は、アメリカに於いて白人を対象に研究開発が進められた経緯があり、アジア人よりも白人のほうが顔認識の精度が高いという。その為より精度を上げるには、アジア人をはじめ全世界のあらゆる人の顔を対象にトレーニングを積み重ねる必要がある。
また、自動運転車については、フロリダでTeslaの自動運転車が事故を起こした、「白いトラックに衝突したのだが、AIがそれを白い霧と誤認したため」と言われている。ちょっとお粗末なAIだが、このように事故が起きた時、責任はどうなるのか。乗客に責任が無いとすれば、自動車メーカーが責任を取るのだろうか、いやいや、きっと自動車メーカーは、「AIは他社がつくったのだ」と言ってAIを作った会社を訴える可能性もある。 最近、アメリカで日本のタカタがエアバック事故を起こしたが、自動車メーカーは乗客のけがに対する責任を負いながら、エアバックメーカーに損害賠償を起こすといったことが起きている。
機械学習の雄 ディープマインド社
プライバシーでは、5年前、アメリカ小売大手のTargetで、購買履歴を元におすすめの製品をメールするといったサービスを行っていた。この時、16歳の女子高生に対して妊婦に勧めるような製品のmailが相次いで届いたことに親が激怒しクレームを入れた。
Targetは謝罪したが、その後、親と連絡をとったところ、その女性が妊娠していたことが判明。妊娠初期だったため、妊婦が必要とする製品は購入していなかったものの、無香料のローションなど妊婦が購入するような製品を買っていたことから、その履歴を元にAIが判断し、そうしたお勧めmailを配信していたと言う。
目と耳をもったAIがカンブリア
大爆発を起こす

音声認識の精度は、音声認識に失敗したサンプルデータの割合・・エラー率・・で表現されるが、現在エラー率5.9%くらいまで来ており、これはプロの速記者と同じ位と言われている。さらに画像認識についても、顔や交通標識、手書き文字認識ではAIが人間を既に上回っている。5年前にはエラー率が25%だったのが、最新では4.9%を達成している。AIが人間を超える性能の「目」と人間並みの「耳」を持ったことになる。目と耳は学習に最も関連する感覚であり、AIはますますいろんな事象をものすごいスピードで学んで行くことになるだろう。
前途有望なAIの用途
遠い昔、カンブリア紀に生物の種類が爆発的に増えた時期がある。いわゆるカンブリア大爆発と言う現象だ。なぜこの時期にこの現象が起きたのか、生物が目を持ったことで周りの環境に適応しやすくなったという説が有力だ。AIも目と耳を持ったことで、AI搭載の製品やサービスも爆発的に増えてくるだろう。

Friday, March 3, 2017

Visiting Hiro's Reef in Papua



Zero gravity
At the last dive in Tufi resort Papuanyuginia 2016, our diving guide told us that we can name this reef since there's no name on it.
I raise my hand and said 'we want name it as Hiro's Reef'  Hiro is my name.
Some of our colleagues booed it,but could not give any good alternatives, I declared we named here as Hiro's Reef.
This time, the diving destination was selected to revisit our named reef.
Like a juery box
However, Jan. 4th this year, I took prostatectomy operation, and was in the hospital for about 10days, I was scared if I can dive within one month after the operation.  My doctor can not tell the firm positive answer if it is completely safe or not, it is fully my own risk.
I will be age 75 in April, in Japan, age 75 is a year to be treated as an elder person, this is a kind of my challenge for healthiness to go diving.
Squid
changing its color when get angry
Always it never betray our expectation the under sea world in Papua, Hiro's Reef was also unchanged, beautiful.
Please enjoy the scenery of the diving spot as follows.
Flying over the corral
With local dancers from the village



Formation flight

   
divers and local staff
The oldest is age 80

When taking picture, you must stop breathing
Like a gold fish

 Next day we get back to Japan, it starts the planning the next diving trip
in June, some are already put a reservation to Phillippine.

Beautiful sun rising on the pacific
I want come back soon 


Wednesday, January 25, 2017

Amazonから目が離せない


Amazonは本のネット販売会社からスタートして、アメリカ最大のスーパーマーケットチェーンで、1万1000店舗を誇るウォルマートを時価総額で凌駕する物品販売会社になった。売上高4860億ドルを誇るウォルマートに比べて、Amazonの売上は890億ドルにしか過ぎない。しかし、1999年から2014年までに54倍のビジネスにしたその成長スピードは、驚異的である。おそらくネットを使う人でAmazonのサービスを利用しない人はいないのではないか。市場は売上サイズではるかに巨大なウォルマートを時代遅れとみなし、Amazonのビジネスモデルを賞賛している。
細々とスタートしたベンチュアー企業だったAmazonが、本のネット販売、物品販売、クラウド・サービス、楽曲やビデオ・映画などのメディアサービスへと事業の規模と、範囲を猛烈な速度で拡大してきた。ユーザーに派手な広告は打たないが、利用者が使いたくなるサービスを少しずつ浸透させ、知らぬ間にガッチリと生活空間に入り込んでリピート顧客が全世界レベルで増殖している。Amazonプライムサービスで顧客を固定化し、彼らを中心に新しいビジネスを実験し、磨き上げる、気がつけば忠実な顧客群が構築され、しかも顧客単価は大きい。

アマゾン・ダッシュ・ボタン
ブランド名のボタン
最近のAmazonで、暫く目が離せない動きがある。
1番目はAmazon Dash Button。見た目は消費財の名前が印刷されたボタンである。単価は安いが、切れると困る大衆消費財、例えば洗剤、トイレットペーパー、ミネラルウォーター、ジュース、お茶、化粧品など、大抵は購入するメーカーや商材は決まっている。切れたら不便だし、結構消費するものなので、スーパーなどへわざわざ買いに出かけるのも面倒。無くなりそうになったら、このボタンを消費財のある場所に貼り付けておいて、プッシュする。その情報は自動的にネットに上がり、Amazonに届く、翌日には希望の品が配送される仕組みだ。値段もそう変わらないし、嗜好も余り変化しない物だ。
USのボタン
注文する方はPCを起動することも不要で、ボタンを押すだけ、翌日には手に入る、とても便利。 この仕組が何が画期的か? ユーザーはボタンだけで支払いは自動引落になり便利になる。 しかし、その裏側には大きなビジネスモデルの転換がある。それは供給サイドの問題だ。これら大衆消費財の決定は殆ど広告に依存する、日本の広告費は薬品、飲料、洗剤、衣料などが常に上位にくる。また、一旦消費者がブランドを決めると、同じ商品を買い続ける傾向が強い。消費者のブランドを切り替えさせるのは膨大なコスト(広告費)が掛かる。Amazonのこのボタンに採用されれば、いわば自動的に自社製品が継続して売れることになる。Amazonはメーカーから従来の広告費にあたる費用の代わりに、ボタンの費用を請求できる。メーカーには選択肢がない。極端に言えば、Amazonの言うがままの値段に従わねば別のボタン(ブランドがかわってしまう)にされる。
今支払っている広告費より少しでも安ければ、ボタンの方が有効、かつ安価となるはず。
アメリカで始まって、瞬く間に普及し始めたと言われている、日本でどうなるか興味がある。1つくらいボタンを利用してみようかとも考えている。


アマゾンエコー
ネットと音声でつながる
 2番目はAlexa 商品名ではAmazon Echo. 音声アシスタント端末で、実はAmazonが販売するハードウェアでは史上最大のヒット商品になったと言われている。
機械に話しかけると音楽をかけてくれたり、電話を繋いでくれたり、メールの着信を音声で教えてくれるなどの機能で、iPhoneではSiriに当たる。Siriは音声でメールを書いたり、電話をかけたり、話しかけると適当な返事を音声で返してくれたりする。SiriはiPhoneに組み込みになっているので、そんなに広範な検索や他の機械との連動などは出来ない。
AmazonEchoは人間の音声を正確に認識でき(英語)人間と間違うほど流暢かつ正確に回答してくれる。実は、それを可能にしているのがAlexaと言う音声認識機能ソフトである。
AmazonEchoの形
Alexaは人工知能とクラウドでつながっており、広範囲な検索や人間とのコミュニケーションができる。Siriと違うのは、Alexaというソフトがオープンにされていて、機器開発者が自由にAlexaを使って新しい商品に音声認識機能を組み込むことが出来るようになっている。ドミノピッツアはAlexaを使って、AmazonEchoから音声でピッツアの注文ができるサービスを提供しているし、Uberは音声でタクシーを呼ぶことを可能にした。あらゆるネットサービスは、AmazonEchoによって音声で利用できるので、ネットにさえ繋がれば、なんでも出来ると言っても良いくらいだ。
ネットにさえ繋がれば
何とでもコミュニケーション

何もかもが、AmazonEchoにつながる時代がすぐそこまで来ている。昨年のCES(Consumer Electronics Show)では、数百を超える機器に組み込みとなり、車から冷蔵庫まで、徹底的にVoiceControlを押し出して、Alexaが全てのブースを席巻したと言われている。テクノロジー産業では、デファクトスタンダードの地位を獲得したサービスが圧倒的に優位に市場を支配するのが常で、後からその座が揺らぐことは極めてまれ。Alexaを音声コントロールに採用する企業が多数現れている現状は、今まさにAmazonが大きな獲物を手中に収めようとしている状況だと言えるかもしれない。AmazonEchoが一人住まいの高齢者と音声のコミュニケーションにより、幸せな老後に貢献出来るかもしれない。 AmazonEchoを使った事例アメリカの動画